こんにちは、福井(@aomorio)です。
一億総副業社会の到来です。
先月、私も個人事業主の開業届を出しました。
個人事業主の会計はクラウド会計ソフト『freee』を使うと決めていたので、せっかくなら開業届作成サービス『開業freee』も使ってみようと思ったんですね。
そしたら、あまりにも簡単すぎて驚いた!という話です。

今回の記事では、実際に『開業freee』を使ってみた感想、手順などをご紹介したいと思います!
本当に簡単に開業届を出せるので、これを読み終わった頃にはあなたも出しているかもしれませんね!笑
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開業freeeとは?

開業freeeとは、クラウド会計ソフト市場でのシェア1位※のfreee株式会社が提供する簡単に個人事業主の開業届けを出すことができる無料のサービスです。
※株式会社BCN「クラウド会計ソフトを導入している従業員数300名未満䛾企業又䛿個人事業主へ䛾Web調査(2017年9月実施、2017年10月公表))
大事なのでもう一度言います、無料のサービスです!


個人事業主の開業届けを出すまでの流れ
まずは個人事業主の開業届けで必要な書類の確認をしたいと思います。
以下の書類を税務署に提出しなければなりません!
開業届とは? 個人事業主のための開業届の基礎知識
- 個人事業の開業・廃業等届出書
開業届のことです。- 所得税の青色申告承認申請書
青色申告承認申請書は事業開始日から2ヶ月以内、もしくは1月1日から3月15日までに提出する必要があります。期限を過ぎた場合、青色申告できるのは翌年からになるため注意が必要です。- 給与支払事務所等の開設・移転・廃止届出書
家族や従業員に給与を支払うための申請書です。- 源泉所得税の納期の特例の承認に関する申請書
原則毎月支払う源泉所得税を年2回にまとめて納付するための手続です。
毎月支払うのは手間ですので、ぜひ提出しましょう。- 青色事業専従者給与に関する届出・変更届出書
青色申告をする場合に、家族に支払う給与を経費にするための手続です。青色申告をして家族に給与を支払う場合は必ず提出しましょう。
一口に個人事業主の開業届けと言っても、
・青色申告を適用するか
・従業員を雇うか
・源泉所得税の納付を半年に1回にするか
などで、必要な手続きが変わることがわかりますね。
わかり・・・わかりましたか!?
私はわかりません(笑)

文章の意味がわからなければ、手続き漏れをしてしまう可能性もありますよね。
本来やらなければいけないことをスルーしてしまったり、恩恵を受けるはずだったもの(青色申告で税金の優遇)が受けられなくなる可能性があるということです。
その点、開業freeeはウェブ上の画面に従って入力していくだけで、必要な申請書類が完成するため、漏れることなく、とても簡単でスピーディに開業届けを作成できるんです。

実際に開業freeeで個人事業主の開業届けを出してみた!
ということで、簡単・便利な開業freeeを使って、個人事業主の開業届けを出してみました!
※今回はパソコンでやってみました。スマホからでもできるようです。
STEP1 開業freeeのサイトを開く
下記から開業freeeのサイトにアクセスします。
STEP2 freeeアカウントの作成
サイトを開いたら、今すぐ開業準備を始めるをクリックします。

続いて、freeeのアカウントを作成します。

STEP3 開業届けの書類作成に必要な準備
いよいよ、開業届けを作っていきます。
この画面は開業届けの書類を作るための準備です。特に難しいことはありませんので、質問に従ってそのまま記入していけばOKです。

参考までに私が記入した内容をのせておきます。
質問① どのような仕事をする予定ですか?していますか?
(回答)コンサルティング
質問② その仕事はいつから始めますか?もう始めていますか?
(回答)2020年6月20日
質問③ 収入はいくらくらいになりそうですか?目指していますか?
(回答)月収10万円くらい ※テキトーです。
質問④ どこで仕事をしますか?していますか?
(回答)自宅で働く
質問⑤ 従業員や家族に給与を支払う予定はありますか?
(回答)今はない
すべて入力し終わったら『次へ』をクリックします。
STEP4 書類作成に必要な情報を入力
この画面では、実際に開業届けの書類に記載される情報を入力していきます。

①屋号があれば入力しましょう。
上記画面では入力していませんが、何かしらの屋号を入力することをオススメします。
開業した後に個人事業主用の銀行口座を作ると思いますが、銀行によって事業用口座は屋号がなければ作れない場合もあります。(例:ジャパンネット銀行)
そのためにも屋号を作っておくことをオススメします。
②申請者の情報を入力しましょう。
申請する人の住所などを入力すればOKです。事務所の住所を入力するところではないのでご注意ください。
③収入(所得)の種類を選びましょう。
該当のものにチェックを入れます。
④確定申告の種類を選びましょう。
オススメは税金控除が大きい青色申告です。個人的には30万円以下のもの(パソコンとか)を一括で経費にできる少額減価償却の特例が熱いです!
ただし、青色申告は複式簿記や帳簿管理が必須になるため手間がかかります。
と言っても、会計ソフトもfreeeを利用すれば複式簿記など意識する必要なく自動で作成されるので心配する必要はありません。
詳しくは会計ソフトfreeeをご覧ください。
ちなみに、開業freeeを進めていくと会計ソフトfreeeも続けて登録できるようになってますので、今すぐに急いで登録する必要はありません。
ここまで入力したら『書類を提出する』をクリックします。

STEP5 開業に必要な書類を提出
さぁ、ラストスパートです!あとは書類を提出すれば完了です!
※この画面は縦に長いので、切ってご説明していきます

①書類の提出先を選択しましょう
申請者の住所から自動で選択されるはずです。基本的には変更の必要はないと思います。
②書類を確認しましょう
さきほど入力した情報を元に、自動で開業freeeが書類を作ってくれます。
内容を確認しましょう。

③書類の提出方法を選択しましょう
私は税務署に行くのが面倒だったので郵送にしました。
④書類を印刷して準備しましょう
画面に表示されてる通り、書類にマイナンバーを記入して仕上げます。
⑤書類を提出しましょう
提出方法によってやり方が異なります。
郵送の場合は、印刷した書類一式、返信用の封筒を入れて送ります。

返信用封筒を入れなければ控えは返ってきません!!
どうしても控えが欲しい方は返信用封筒を入れるか、税務署に行って『保有個人情報開示請求書』を行いコピーを入手することもできます。ただし、手数料300円がかかるのと発行まで2週間〜1ヶ月くらいかかるようです。

以上で、個人事業主の開業ができました!

オプション:必要なものを準備する
ここからはオプションです。
『STEP5 開業に必要な書類を提出』までやれば個人事業主の開業届けは完了しています。
しかし、開業届けを出したから事業が成り立つわけでもありません。日々の事務処理や雑務をどうしていくかなど、考えなければいけないことがたくさんあります。
そこで、あからじめ便利なサービスやツールを活用して業務の効率化しておくと良いでしょう。
ここではfreee社で用意されているオプションを順にご説明していきます。
※ウェブ画面上は『STEP5 開業に必要な書類を提出』の続きです
⑥確定申告の準備を始めましょう

私の経験から言うと、これはmustです!
会計feeeは利用した方が良いです!
プランは、副業でそれほど売上も経費もない人はスターターで十分です。
スタンダードは個人事業主としてそこそこの規模でやっていく人にオススメです。特にレシート撮影機能が便利で、大量の領収書を処理するには必須の機能です。
確定申告は思っている以上にめんどくさいです。料金は月1300〜2500円程度なので、1-2時間働けば元が取れる計算です。確定申告を自分でやろうとするとそれ以上に時間がかかります。
会計freeeを契約して、会計業務を効率化していきましょう。
⑦契約書や請求書などに使う印鑑を準備しましょう

これは、どっちでもいいですね。
すでに名字の印鑑を持っている人はそれを使えば事足ります。必ず屋号の印鑑でなければいけないルールもありません。実際、私の場合は全て【福井】の印を押しています。
個人事業主としてガッツリやっていくなら、銀行から借り入れするかもしれないので屋号の印鑑を作っておいても良いでしょう。
ちなみに、Amazonでも買えます。

⑧創業融資に必要な事業計画書を作成しましょう

事業計画書も簡単に作ることができます。
創業融資を希望の方は必ず作成しましょう。
事業計画を作っていない人は、融資関係なく一度作ってみることをおすすめします。
⑨事業用の銀行口座を作りましょう

事業用口座は必ず作りましょう。
私用と事業のお金はしっかり分けるべきです!
財布がごちゃまぜになってしまうと、本来支払いに使うはずだったお金を生活費に使ってしまって支払えなくなるということもありえます。


支払いが遅れてしまうと信用損失になりかねません。
ジャパンネット銀行であれば、ウェブ上から申し込みできるのでスピーディに開設できますよ!
⑩事業用クレジットカードを作りましょう

個人事業主として開業したらクレジットカードの作成を強くオススメします!
あらゆる経費(物品購入、移動費など)をクレジットカード購入することで
・資金繰りが改善
・ポイントで新たな買い物ができる
メリットがあります。

freee社が発行するカードでも良いのですが、オススメは楽天プレミアムカードです。
年間費11,000円かかりますが、
・楽天ポイントが5倍
・国内空港ラウンジが無料
・プライオリティ・パスの発行で海外空港ラウンジが無料
なので、楽天でよく買い物する人(買い物することになりそうな人)、年1回でも空港を利用するなら楽天プレミアムカードが良いでしょう!
⑪立ち上げ時に足りないモノをお得に揃える

起業直後はいろいろなものが必要になります。
例えば
- パソコン
- スキャナ、プリンター
- オフィス家具
- 事務用品
のような仕事をする上で必要になる『モノ』ですね。
他にも
- ウェブサイト
- バックオフィスのアシスタント
- 法律関係
など『ソフト』の部分も必要になります。
それらを当たり前の価格で揃えるとそれなりの金額になってしまうため、少しでも費用を抑えて始めたいと思う方が多いはずです。
開業応援パックはfreeeで開業した人限定でお得に利用できる仕組みです。
一例ですが、中古パソコンや中古家具をお得に買えたり、事務用品もfreee経由で10%OFFで購入できる制度があり開業初期では助かること間違いありません。
とはいえ、安いからといって何でも買ってしまったら本末転倒ですので、必要に応じて利用をおすすめします。
まとめ
開業freeeを使って、超簡単に開業することができました。
しかも、開業後に必要となるものもお得に揃えられるので最強の開業ツールだと実感しています。
個人事業主の開業を考えられてる方は、開業freeeを利用してみてはいかがでしょうか?
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